インテリアをおしゃれに彩る、金属のキリエ(切り絵)~重厚感から透明感へ
興栄工業株式会社は昭和28年創業の、東京都北区にある小さな工場です。創業以来、めっきや金属加工を中心とした喫煙具の製造を行ってまいりました。特にアメリカ製のライターへの加工は弊社の最も得意とするところです。世界的にも有名なライターですが、おおよその幅が40mm、高さは60mmほどの、手の平に収まる真鍮製のライターです。
私たちはこれを一つのキャンバスであると考え、ある時は銀めっきを100ミクロンも厚くつけて重厚感を、またある時はポップなキャラクターで楽しみを提供できるようにと、今まで様々な加工技術を駆使しながら、末永くお使い頂ける製品を作るよう情熱を傾けております。
そのような自社の金属加工技術を用い、まったく別の製品を作る事ができないかと考え、ありとあらゆる加工を見直しました。色々な金属加工、技法があります。例えば金めっき一つとっても、金めっきは純金を使用した金色をめっきする事ができます。
そして、職人が一つ一つ手仕事で磨いた素材の表面は、ミラー仕上げと呼ばれるほどピカピカと輝く製品になります。そのような重厚感のある製品も良いのですが、その重厚感の反対側の製品はできないものか?透明感のある製品を作れないものか?と考えました。
そして幸いにも数々の版元様にご協力いただき、また異素材であるアクリルや鏡などとも組み合わることにより、ただの装飾ではない、空間に物語が生まれるような雰囲気を持ったおしゃれな金属アートのミラーを作る事ができました。
切り絵とは
切り絵とは、紙を切り抜いて人・動物などを表した表現手法。この繊細な伝統工芸は、凝ったデザインや図案を切り取り、重ねた背景とのコントラストによって表現されます。鋏やカッターナイフを使って細部まで丁寧に仕上げられた切り絵は、美しさと繊細さを同時に兼ね備えた芸術作品となっています。
主題は人や動物に加え、花などの植物から風景までとさまざまであり、伝統的な日本文化を象徴するものとして広く愛されています。切り絵は、日本の美しい技術と芸術的な創造力を称える一環として、世界中で高く評価されています。
切り絵の歴史
切り絵は古代から存在しており、その歴史は世界中の様々な文化の中で発展してきました。中でも中国や日本では、切り絵は装飾や宗教的な儀式にも利用され、日本では平安時代の貴族の間でも高い人気となっていました。
切り絵は手作りの作品であり、紙を使って精巧なデザインを作り出すことが特徴です。現代では切り絵は芸術として認識され、展示会やコンテストも数多く行われています。また切り絵は子供たちにも人気があり、創造性と集中力を育む手段としても活用されています。このように切り絵の美しいデザインと歴史的な背景は、今でも多くの人々を魅了しています。
光の反射を楽しむアート。繊細な金属の切り絵「ヒカリキリエ」
そのような背景の中で新しい金属の切り絵「ヒカリキリエ」は生まれました。
金属の反射による光の輝きと、デザインを凹凸に加工するエッチング技術により、描かれた原画は、そのイメージを崩すことなく新しい形へと生まれ変わっています。
素材の真鍮はアクリルや鏡などの異素材と組み合わされ、お気に入りの部屋をおしゃれにアレンジ。鏡の作り出す奥行きと、ヒカリキリエの透明感は空間にアクセントとなる不思議な仕上がりとなっています。

ヒカリキリエの技法:真鍮エッチング加工
真鍮は、美しい外観と優れた耐久性を持つ金属として知られています。エッチング加工は、真鍮の表面にデザインや模様を表現するために用いられる効果的な技術です。以下では、真鍮のエッチング加工について紹介します。
真鍮エッチングの手法と工程
真鍮へのエッチング加工にはいくつかの手法がありますが、最も一般的な方法は酸(塩酸や硝酸液)によるエッチングです。エッチングとは、金属を溶かして模様を表現する技法です。
真鍮の表面にデザインに応じたマスキングを施し、溶かしたい部分と溶かしたくない部分に分け、その後エッチング用の液に浸漬させると、溶かしたい部分のみが溶ける=真鍮の表面にデザインや模様の形の凹凸が生まれる…となります。
こちらでも概要を説明しておりますので、併せてご参照ください。
真鍮とは?
真鍮とは、銅と亜鉛の合金であり、高い耐食性と耐久性を備えています。真鍮は、金色の輝きや装飾的な外観があり、家具や建築材料、楽器、装飾品などに広く使用されています。また真鍮は熱や電気を良く伝える性質があり、配管などの分野でも重要な役割を果たしています。
耐食性が高い、とは腐食に強いという意味ですが、空気中の酸素と結合して自然に保護膜(酸化被膜)を表面に形成します。その特性を生かしたものが、昔航海で使われていた船の装備品です。
これらを始め、年月を経た真鍮はアンティーク調の重厚な雰囲気になります。その風合いや趣から多くの方に好まれ、現在でもさまざまな製品の素材として利用されています。
インテリアにおしゃれなアクセントを。「ヒカリキリエ」製品ラインナップ
金属アート「ヒカリキリエ ミラー」(アートミラー) は2024年に生まれた新しいカタチ。
繊細なエッチング技法により作られた金属の重厚な切り絵を、異素材の鏡やアクリルと組み合わせ、輝きと透明感のある不思議なスタイルに仕上げました。
お気に入りの部屋をアレンジしたい、インテリアをおしゃれなカフェ風にしたい、変わったプレゼント探してる・・など、自分だけの「映え」を探している方にはベストなアート。続々、新しい製品をリリース予定ですのでご期待ください。
天才アーティスト「天野喜孝」とのコラボ
→天野喜孝 アートミラー(ヒカリキリエ ミラー)シリーズ 各種詳細はこちら
日本アニメーション「世界名作劇場」シリーズ
日本アニメーション「未来少年コナン」シリーズ
上記のほかにも、新しい金属アート「ヒカリキリエ ミラー」をリリースに向けて進行中です。
ラインナップおよび新製品の情報は下記リンクよりご参照ください。














